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1-3. 倉賀野町の歴史的変遷と現在の魅力(2025.10.26)

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1-3-1  近世から近代への転換

 倉賀野河岸の繁栄は、自然現象と時代の変化により次第に衰退していった。第一に天明3年(1783年)の浅間山噴火による川の浅化、第二に享保年間頃からの各地の米市場発達による河岸への出荷減少、第三に明治17年(1884年)の高崎線開通による鉄道輸送への転換であった。

 道開通により舟運の役割は終えたが、倉賀野町は近代日本の発展過程における重要な転換点を物語る史跡として価値を保持している。明治16年(1883年)まで東京や信越方面を結ぶ水運の川岸舟場として栄え、料理屋や遊郭なども存在する賑やかな町であった。

1-3-2  文化財としての価値と観光資源

 現在の倉賀野町には、宿場町時代の面影を残す建物や史跡が点在している。脇本陣を務めた須賀家の建物は明治36年(1903年)に再建されたもので、表門は江戸時代の遺構として歴史と格式を感じさせる。木造2階建て、切妻、平入り、瓦葺きの建物は、2階左端にウダツが上がり、細かな格子戸が当時の旅籠建築の名残を示している。

 町内には「勘定奉行小栗上野介忠順公と埋蔵金ゆかりの地」の碑も建てられ、小栗との関係を示す史跡として観光資源となっている。河岸道や牛街道など、物資輸送に関連した道路の痕跡も残り、荷下ろしで通行の妨げにならないよう道端がノコギリ状になっている特徴的な構造を見ることができる。

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